よく見たら形がおかしい？これは外反母趾？

ふと足を見てみると足の形が少しおかしいと感じたことはありませんか？

それは、見間違いではなく現に形が変化している場合があります。その症状の一つとして外反母趾症状が挙げられます。外反母趾症状が出てきて一度形が変わってくると、どんどん形はよくない方向へと変化していきます。その変形が悪さを起こして痛みとして現れる事が多くあります。

なぜ痛むのか？？

その原因は足が曲がってきているだけではなく、様々な原因が重なり、症状として現れます。

外反母趾症状の特徴としては、足から痛みを感じ、確かめて見ると親ゆびが開きにくく「くの字」のように変形していることがあります。痛みがひどい場合には靴だけではなく、靴下、ストッキング、スリッパなどが履けず、歩くことが困難になってしまうことも少なくありません。

擦れるだけでも痛んだり、触れるだけでも痛むようになるとかなり進行している状態と言えるでしょう。

外反母趾は親ゆびが小ゆび側を向いて変形していくのが特徴で、これを一般的に外反母趾という症状としています。

昔から外反母趾症状は女性によく発症する病気といわれ、かかとの高いヒールやつま先が狭い形状の靴を履いていると症状がでやすくなります。

外反母趾を発症する年齢は10代の若い世代からお年寄りまでと、幅広い年代に発症するのも特徴の一つです。

ハイヒールや幅の狭い靴を履いていると、つま先に大きな力が加わり続けてしまいます。

体全体の体重がゆび先にかかっている状態で我慢し続けていると、親ゆびの付け根部分から骨が変形してしまいます。外反母趾の症状には、偏平足も伴っている場合もあることが特徴です。

ハイヒールなどの靴を履いたことのない中学生や高校生の女性でも、偏平足などが原因となり外反母趾を発症することがあるので気をつけなければいけません。

靴が原因ではない場合は、もともとなりやすい要因を持っていたことが考えられます。腰などに先天的な病気を抱えている人などは、これが要因となり発症することも少なくありません。

他にもよく併発している症状は巻き爪（陥入爪）の方は多いですね。

おそらく足の使い方がよくない、バランスを崩している方は外反母趾や巻き爪（陥入爪）症状陥りやすいと思われます。

よく足を診る機会が多いのですが、外反母趾には気が付いているが、巻き爪（陥入爪）になっていることに気が付いていない、巻き爪（陥入爪）には気が付いているが、外反母趾症状には気が付いていないなど、原因を放置してしまうことがあります。その放置が原因をさらに悪化させています。

気が付いていないことを気が付くようになるためには、足を気にしながら日ごろから気にしてみていくしかありません。早めに気が付くことで早期の対応が出来ます。

外反母趾の症状は、軽度から重度までの段階に分けることができます。

症状の程度により治療方法が異なったり、重症の場合は外科的な治療が行われることが多かったのですが、最近では保存療法と呼ばれる手技を中心とした方法が主流になってきています。

その理由としては色々ありますが、手術による抵抗がある、たいそうなことをしたくない、怖い、痛いなど、様々な悩みがあります。

また保存療法による手技や機器を使用した治療法になると、手術よりも時間は要しますが、上記のような悩みはなくなります。

特に軽症の場合の治療や痛みが気になる方にはちょうどよい治療矯正法になります。

治療だけを行うのではなく日ごろから原因となっている要因を無くすことも大切です。

まずは普段からよく履く靴を変えてみましょう。

小さすぎたり、大きすぎたことはありませんか？？

多い要因は、小さすぎる靴を我慢して履いていることです。女性であれば、見た目を気にする方が多いのですが、重要なのは見た目よりも履き心地です。履き心地、足にしっかりとフィットしているかどうかが重要です。買ったばかりで勿体ない、デザインが気に入っているから変えたくないなど、そういった理由で自分の足に合っていない靴を履き続けている方が意外と多いですね。それを変えるだけでもかなりの変化が出ます。

外反母趾治療の中には、靴を選ぶ正しい知識や中に敷いてあるものの調整なども行われるのが特徴です。

インソールなどもありますが、インソールと呼ばれる中敷きは、サポートはしてくれますが、矯正する力はありませんので、改善にまでは至らないことが多いですし、消耗品になるので、擦り減ったり、形自体が変わってしまって、最初の頃に使っていたものとの違いが出てしまいます。